催眠状態で行う心理療法です。
人の心は、約3%の「意識」と、約10%の「本能(原始意識)」、
約87%の「無意識」からできているとされています。
「意識」とは、意志の力や知力、判断する力のことですが、
人が悩むのは、この意志の力ではどうにもならない時です。
それは、「こうしたほうがいい」とうすうす意識ではわかっていても、
無意識にはそれを拒むような感情があって、
3対87の力関係で引き合うので、
「こうしたほうがいいとわかっているのにできない」という状況が起きてくるからです。
ヒプノセラピーは、
この強力な無意識の領域に直接アプローチしていくやり方を用いるので、
さまざまな効能を得ることができ、早く変化を感じることができます。
「無意識」につながるには、
「意識」と「無意識」の間にあるクリティカルファクターを緩めなければなりません。
クリティカルファクターが緩んだ状態を催眠状態といいます。
「ポジティブシンキング」は、
意識(=思考)だけで前向きな気持ちをつくることですから、
最初はよくても、長続きしません。
それだけでなく、ポジティブになれない自分を、また責めることになり、
結局、遠回りになります。
無理やりポジティブに考えるのではなく、
ネガティブな自分を受け入れていく方が近道です。
ヒプノセラピーは、自然と統合を起こしますので、
ネガティブな自分であっても認められるようになります。
催眠療法には、
退行催眠のほか、禁煙などの行動修正、
自分の中の行き過ぎる部分(サブパーソナリティ)との統合
プラスイメージを植え付けるイメージセラピーなど、様々な方法がありますが、
タオでは退行催眠を中心に行っています。
過去生退行(前世療法)単独のセラピーは行っておりません。
年齢退行を数回行った上での施術になります。